ドローン+VR コンテンツ制作本格化  BSN「動画の見せ方に新機軸」

2020年3月10日ニュース
BSN新潟放送(新潟市中央区)は、ドローン撮影による動画を活用したバーチャルリアリティー(仮想現実=VR)コンテンツの制作を本格化させる。臨場感が特長のVRに空からの視点を加えることで、手軽に非日常が体験できる。観光地や企業のPR、風景の記録用など幅広いニーズの取り込みを目指す。

 同社は2017年、VR動画の配信事業を開始。全方位を収める専用カメラの映像で、その場にいるような感覚をもたらす動画を制作し、運営するスマートフォンアプリで提供してきた。18年からは社内で操縦者を育て、ドローンで撮影した映像のテレビ番組化も実現させた。

 番組編集のノウハウに加え操縦者が習熟してきたことから、同社はVRとドローンを組み合わせたコンテンツ制作に乗り出した。新潟市江南区のPR事業を受託して昨年、四季の田園風景や小阿賀野川の舟運などを撮影。日本語版のほか、インバウンド(訪日観光客)誘致を視野に英語のテロップやナレーション入りの動画も作製しており、同区のウェブサイトなどを通じて公開する予定だ。

 今後は主に、観光地のプロモーションに向けた観光関係者や自治体の需要の取り込みを図る。一般人が立ち入れない場所や危険が伴う高所などでも撮影できるため、企業の宣伝や研修、採用活動用のニーズも見込む。また、取り壊される建造物などを撮影しておき、後から疑似体験できる記録としても活用する方針。

 コンテンツは専用ゴーグルやスマホなどで見られるようにする。制作は3分程度の映像だけの場合で、ドローン撮影を含め料金30万円から。展開方法やナレーションの有無などは要望に応じる。

 同社は「ドローンを使って『鳥の目線』からもプロモーションができる。ネット動画があふれる中、新機軸の見せ方を提供したい」としている。

 問い合わせは同社営業推進部、025(267)4111。

写真=全方位を撮影できる専用カメラを取り付けて飛行するドローン=新潟市中央区

2020/03/06 新潟日報モア