ササゲ工業の日本酒ボトルが最高賞 ツバメ・インダストリアルデザインコンクール
2020年3月18日ニュース

コンクールは燕製品の発信力を高めようと、市や商工会議所などでつくる燕市物産見本市協会が毎年主催し、43回目。燕市内の企業が開発や製造に関わるなどした製品が対象で、41社65点の応募があった。従来、審査会と表彰式は別の日にしていたが、今回は2月下旬に同日開催した。
審査の基準は「新規性・革新性」「デザイン性」「機能性」「市場性」の4点。グランプリの日本酒ボトルはステンレス製で繰り返し使える。ササゲ工業の担当者は「テーマはサスティナブル(持続可能性)」と説明した。
審査委員長を務めた豊口協・長岡造形大名誉教授は表彰式で、「新しい時代がやって来たことを今回のコンクールで感じた。グランプリの製品は流通を変える社会的提案として素晴らしい」と語った。
グランプリ以外の受賞企業は次の通り。
準グランプリ・経済産業省製造産業局長賞 ワクイ▽同・中小企業庁長官賞 富田刃物▽優秀賞・関東経済産業局長賞 曙産業▽同・県知事賞 トーダイ▽審査員特別賞 燕三条キッチン研究所、カンダ、タマハシ(以上いずれも燕市)、ヨシカワ(弥彦村)
写真=デザインコンクールの受賞製品。右端がグランプリに輝いたササゲ工業の「日本酒ボトル」
2020/03/17 新潟日報モア