苦境の店支援 新規出店費無料に 新潟市の産直サイト「クーネルワーク」

2020年4月13日ニュース
産直サイト「新潟直送計画」を運営するクーネルワーク(新潟市西区)は、県内飲食店のサイト新規出店費用を無償化した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う売り上げ減に悩む飲食店支援が目的で、4月中の受け付けが対象。外出自粛の影響で全国的に通販需要が高まる中、新たな収入源として活用を広げたい考えだ。

 新潟直送計画は2011年にスタートした。商品紹介や代金回収、集荷配送などの業務を代行し負担を軽減。ネットビジネスに取り組む出店者をサポートしている。食品や工芸品などを中心に取り扱い幅を広げ、400超の店舗が参加する。

 ウイルス拡大の影響で、飲食店の間ではテークアウトメニューやネット通販向けの商品開発の動きが広がる。新潟直送計画でも米や乾麺など手軽に食べられる食品の注文が増え、3月の売り上げは前年同月比で6割増となった。

 こうした流れを受け無償化を開始。県内飲食店が新規出店する際、通常10万円の出店費用のほか、1商品に限り出品費用も無料にした。追加する場合は1商品あたり5万円(税別)が必要。表示方法、包材・パッケージ制作や、各種手続きについても相談に応じる。

 これまでに、ラーメン店のギョーザやそば店の乾麺・生そば、カツ丼店のとんかつなどが出品されている。同社では通常、出店時に担当者が赴いて商品の情報収集を行うが、感染防止のためオンラインや電話などでやりとりする。

 クーネルワークの谷俊介社長は「人口減少に加えて、外出自粛により収益減に悩む地方の飲食店が多いはずだ。販路を広げる手段として通販を検討してほしい」としている。

2020/04/11 16:00 新潟日報モア