第四、北越は最終減益 大光は最終増益地銀3行中間決算

2017年12月5日ニュース
第四銀行(新潟市中央区)、北越銀行(長岡市)、大光銀行(同)は10日、2017年9月中間単体決算を発表した。3行とも貸出金残高を伸ばしたが、日銀のマイナス金利政策や金融機関同士の競合による金利低下で貸出金利息が減少、収益面での苦戦が続く。第四銀、北越銀は最終減益となり、大光銀は与信コストの減少が寄与し最終増益を確保した。

第四銀は有価証券利息配当金が増えたものの、金利低下で貸出金利息が減少し、資金利益は前年同期比7億円減の228億円となった。基幹系システムの減価償却費の増加など経費が増え、本業のもうけを示すコア業務純益は10億円減の73億円。実質与信関係費用が減少したため経常利益は7億円増の104億円だったが、税金関連費用が増え、純利益は2億円減の75億円だった。

18年3月期の業績予想は、実質与信関係費用が当初予想を下回る見込みであることから、5月公表の経常利益177億円を178億円、純利益121億円を126億円にそれぞれ上方修正した。

北越銀は大企業向けの低金利の貸し出しを抑え、県内外の支店が営業に当たり比較的金利が高い中小企業向け融資に注力した。ただ、貸出金利息の減少で資金利益は8億円減の128億円、コア業務純益は7億円減の32億円。経常利益は9億円減の38億円、純利益は3億円減の31億円だった。

18年3月期の業績予想は、株式売却益などの有価証券関係損益が当初予想を上回る見込みとなるなど、5月公表の経常利益63億円を88億円、純利益45億円を68億円にそれぞれ上方修正した。

大光銀は、資金利益が2億500万円減の78億500万円。投資信託の販売が好調で手数料収入が増えたが、本店の建て替えに伴う経費が増加するなどコア業務純益は4億9100万円減の16億1900万円だった。実質与信関係費用の減少などで、経常利益は3億8800万円増の28億1千万円、純利益は3億1500万円増の20億4900万円だった。

9月末の貸出金残高は前年同期に比べ、第四銀が1029億円、北越銀が515億円、大光銀が278億円それぞれ増加。大光銀は貸出金残高が初めて1兆円を超えた。不良債権比率は3行とも前年同期よりも低下した。自己資本比率は前年同期比で第四銀と大光銀が低下し、北越銀は上昇した。

3行の2018年3月期単体決算の業績予想は次の通り。

第四銀行

経常利益178億円▽純利益126億円

北越銀行

経常利益88億円▽純利益68億円▽年間配当60円

大光銀行

経常利益42億8千万円▽純利益30億円

※第四銀と大光銀は10月1日付で株式併合を実施。年間配当金の合計金額は記載していない。

【経済】 2017/11/11 12:30 新潟日報モア