佐藤食品 米飯製造工場新設へ新潟東港工業団地に

2017年10月16日ニュース
佐藤食品工業(新潟市東区)は10日、聖籠町の新潟東港工業団地に包装米飯の製造工場を新設すると発表した。需要拡大を見据え、約40億円を投じて生産能力を増強する。包装米飯の生産拠点としては、東港、北海道の従来工場に続き3カ所目。2019年5月の稼働を目指し、既存施設と合わせた生産量は日産103万食と国内最大規模を維持する。

同社の包装米飯「サトウのごはん」の売上高は、16年4月期が前年比7.9%増、17年第1四半期が前年同期比16.9%増と伸長。主食用米の国内需要が年々減る半面、1食分ずつ販売されるパック米飯は、共働き世帯や高齢者層などの少量需要に応えるなどして好調が続く。

同社は「年5%程度伸びていくと、19年度には供給量を需要量が上回る可能性がある」として、新工場の建設を決めた。

新工場は取得済みの約9.3ヘクタールの用地に建設する。18年1月に着工し、最新の設備による省力化などを図る。生産能力は日産20万食、年間6500万食を見込む。稼働中の県内外2工場では1日83万食を製造しており、生産能力は24%増となる。

また、他の工場と同様に工場見学を受け入れる。これまでは生産工程の見学のみだったが、商品販売や飲食スペースの設置も検討している。

同社は「需要増に対応するための決断。生産量を高めるだけでなく、米食の魅力を発信する場とし、地域活性化にもつなげたい」としている。

【経済】 2017/10/11 16:58 新潟日報モア