県内長寿企業3社の知恵分析 県経営品質協が冊子発行

2018年7月12日ニュース
県内企業・団体でつくる県経営品質協議会(新潟市中央区)は、創業100年以上の県内企業3社を分析した冊子「長寿企業の知恵」を発行した。顧客本位や社員重視などの姿勢が長寿化につながっているとしている。

 協議会の設立20周年記念事業の一環。会員企業34社(7月現在)のうち10社で昨年設立した「県長寿企業研究会」が、料亭の行形亭(いきなりや)(新潟市中央区)、朝日酒造(長岡市)、鎚起(ついき)銅器メーカー玉川堂(燕市)の3社を取材。「顧客本位」「独自能力」など協議会が掲げる経営品質の視点から、老舗の歩みや特徴を分析した。
3社はそれぞれ顧客の求める価値に配慮しつつ、販路を限定するなどしてブランド力を維持。行形亭が社員の意見からカフェを開店したり、朝日酒造が資格取得を支援したりと、社員重視の姿勢を徹底していることが長寿化の要因になっていると紹介している。

 協議会は「社員の処遇や社会との調和を重視する経営は、県経済全体に貢献することになる。長寿企業の取り組みを参考にしてほしい」としている。

 冊子は4千部発行。県内の経済団体などに配布するほか、希望者には先着100部を無償で配る。問い合わせは協議会、025(267)0584。


【経済】 2018/07/11 16:52 新潟日報モア