イタリアで新潟ブランド売り込む                見附市と加茂市のニット企業が展示会に初出展

2019年1月22日ニュース
見附市など県内のニット企業4社が23日から3日間、イタリア・フィレンツェで開催される世界最大規模の糸やニット製品などの展示会「ピティ・フィラッティ」に初出展する。日本らしさを強調した着物風の羽織物や、和紙や竹の繊維を素材に使ったニットのワンピースなどを展示し、新潟ブランドとしてPRする。国内市場が縮小する中、「本県の技術の高さは評価されるはず。海外に販路を広げ、産地を盛り上げたい」と意気込んでいる。

 丸正ニットファクトリー、第一ニットマーケティング、マックスニット(いずれも見附市)、フクエー(加茂市)。任意団体「ニイガタニットクリエーションズ」を設立して展示会に参加する。

 展示会は世界中から5千人以上のバイヤーが訪れ、アパレル、繊維業界では最大規模とされる。同クリエーションズは、イタリア国内に支店を置く専門商社と連携し、販売や資金回収などの支援を受ける。商談につなげるため、3年は継続して出展する構えだ。

 展示するニット製品は共通して「日本らしさ」を狙った。着物をイメージしたエレガントな丈の長い羽織物、和紙や竹の繊維を素材に使ったワンピースやカーディガンなどをそろえた。色合いは桜やお茶染めを使い、自然豊かな日本のイメージを表現した。

 国内のアパレル産業は近年、インターネットの活用により流通業者を通さず、生産者と消費者が直接取引をすることで価格の下落圧力が高まっている。県内の産地が連携し、海外の販路開拓に乗りだすことにした。

 県産ニットの知名度を浸透させるため、英語版の専用ホームページを開設した。クリエーションズの活動や本県を紹介するPR動画などを掲載する。写真交流アプリ「インスタグラム」では展示会などの写真を随時、紹介する。

 クリエーションズ代表を務める丸正ニットの佐野統康社長(53)は「海外にも販路を求める時代。しっかりと製品の魅力を売り込み、成果につなげたい」と話している。

【社会】 2019/01/21 19:12 新潟日報モア