太陽誘電 上越に新工場建設                  6月着工、20年4月完成

2019年1月30日ニュース
大手電子部品メーカーの太陽誘電(東京)は28日、子会社の新潟太陽誘電(上越市頸城区)の敷地内に積層セラミックコンデンサー(MLCC)の生産工場となる4号棟を建設すると発表した。6月に着工し、2020年4月の完成と同年中の稼働を目指す。投資額は約150億円を予定し、県営南部産業団地にある同社の工場の中では最大の投資となる。

 太陽誘電は、スマートフォンやタブレット端末などの小型電子機器に搭載され、電池の役割を担うMLCCを生産し、世界3位のシェアを占めている。

 今回の投資は、自動車の電装化、電子制御化が進んでいることや、次期通信規格の第5世代(5G)移動通信システムの導入を契機に、MLCCの需要がさらに拡大することを見込んだ。同社は全社での生産能力を年10%伸ばすため、国内外の生産拠点に今後3年間で1500億円の投資を計画している。

 新潟太陽誘電の4号棟は鉄骨2階建てで、延べ床面積は約3万2千平方メートル。稼働すると、生産能力は現状の1・4倍に高まる見通し。18年3月末時点の従業員数は608人で、完成後の2年間で約200人の新規雇用を予定している。

 太陽誘電広報部は「4号棟の建設により、約15万平方メートルある新潟太陽誘電の敷地は埋まる。国内最大規模のMLCC生産拠点であり、エレクトロニクス機器の進化を支えていきたい」とした。

 太陽誘電の18年3月期の連結売上高は約2441億円で、MLCCはその約6割を占める主力製品。完全子会社の新潟太陽誘電は国内最大規模の生産拠点で18年3月期の単体売上高は約177億円。15年に2号棟が、18年12月に3号棟が完成した。3号棟は29日に完工式を行い、3月からの稼働を予定している。


【経済】 2019/01/29 16:40 新潟日報モア