製造設備の稼働状況一目で                         BSNアイネットが新IoTシステム

2019年2月16日ニュース
BSNアイネット(新潟市中央区)は21日、IoT(モノのインターネット)を活用し、製造設備の稼働状況を監視するシステムを発売する。通信機能がない製造機械にも導入できるのが特長で、生産性向上などを目指す中小企業のIoT導入を後押しするため、価格も抑えた。3年後にはIoT分野の売上高を2億円に引き上げたい意向だ。

 新システム「IoTシグナルモニター」は、センサーで警告灯の照度や機械の振動などを検知し、稼働状況のデータを集約して情報を「見える化」する=イメージ図参照=。外付けのセンサーを利用することから設備の種類やメーカーを問わず、通信機能を持たない旧式機械でも導入できる。

 同社は2017年から、テスト版を県内製造業10社に販売。この中でデータの集計や比較の方法などのノウハウを蓄積し、標準的な機能を組み込んだパッケージ商品に仕上げた。これにより、導入コストを他社のカスタマイズ商品に比べ4割ほど抑えた。インターネット上で確認できるクラウドタイプと、社内サーバーを使うタイプを展開する。

 同社は「製造現場の生産性向上や業務改善につながる」とし、セミナーなどを通してPRに注力する。22年3月期には50~60社での導入を目指し、現在5千万円ほどのIoT分野の売上高を4倍にしたい考えだ。

 同社は「県内中小企業では、他県に比べIoT導入が進んでいない状況だ。国は補助金制度を設けて中小企業のIT化を支援しており、当社も新システムで後押ししたい」としている。


【経済】 2019/02/13 16:45 新潟日報モア