ワイナリー内に新ホテル11月開業                新潟西蒲区 カーブドッチ

2019年2月25日ニュース
カーブドッチワイナリーを運営する欧州ぶどう栽培研究所(新潟市西蒲区)は11月、ワイナリー敷地内に全10室のホテルを新設する。既存のレストランや温泉施設などと一体でワインを核にしたリゾート地としての魅力を高め、首都圏を中心に誘客を図りたい考えだ。新ホテルの初年度の売上高は2億円を目指す。

 ホテルはレストランやブドウ畑に隣接する土地に建設し、既に着工している。木造2階建てで、延べ床面積は約900平方メートル。部屋の広さは、1室35~55平方メートルを計画している。インテリアは欧風とし、部屋ごとに家具などを変える。6月には先行予約の受付をスタートする予定だ。

 ワインの本場フランスでみられる宿泊施設付きのレストラン「オーベルジュ」をイメージ。部屋からブドウ畑や角田山を望める眺めにこだわる。名称は「ワイナリーステイ トラヴィーニュ」。トラヴィーニュはフランス語を基にした造語で、ブドウ畑を抜けた先にあるワイナリーの宿という意味を込めた。価格はフルコースの夕食と、自家製のパンやコーヒー、地元産農産物を使った朝食が付いて1泊4万円程度を検討している。

 同社は昨年、東京に直営レストランを開店し、JR新潟駅からワイナリーへの無料送迎バスも設けた。首都圏などのファンをカーブドッチワインの産地に受け入れる体制を整えようと、ホテル建設を決めた。建設費4億円に加え、レストランなど周辺施設のリニューアル費を含めた総投資額は5億円と見込む。

 ワイナリー敷地内の宿泊施設は、2009年に開業した温泉宿泊施設「ヴィネスパ」に続いて2棟目。トラヴィーニュは、ワイナリーを目当てに訪れる客に焦点を当て、リラクセーションが売りのヴィネスパと役割分担する方針だ。

 周辺の地域、ワイナリーと連携し、ブドウ畑や地元の自然を生かした体験プログラムの提供も検討している。今井卓社長は「ワイナリーの施設とソフト面の施策で一体的な魅力を高め、リゾート地化を図りたい」としている。

 同社の18年7月期の売上高は5億5800万円。

【経済】 2019/02/23 13:10 新潟日報モア