このみ、学校指定制服に参入               妙高「フリー制服」のノウハウ活用

2019年2月26日ニュース
制服風ファッションの「フリー制服」を企画・製造販売する「このみ」(新潟県妙高市)は今春、学校指定制服の製造販売に参入し、新潟県と北関東の中学・高校への営業を始める。フリー制服向けに開発した生地や製造ノウハウを生かし、大手メーカーより安価で販売する。また、今秋には中国での販売を本格化させ、同社はフリー制服、学校指定制服、海外事業の3本を収益の柱に展開していく。

 このみは学校指定制服がない中学・高校の主に女子向けに自社ブランドのフリー制服を開発。国内だけでなく、海外でも人気を集めている。

 耐久性と軽さを兼ね備えた自社ブランド用の高機能素材生地を利用し、独自の製造ノウハウも駆使することで、学校指定制服は大手より2割ほど安い価格に設定する。学校指定制服の基本的デザインは変えずに自社の生地に変更する形での受注や、デザインの刷新にも対応する。

 このみによると、学校指定制服の価格は上昇傾向にある。中学・高校の指定制服の価格は地域や学校で異なるが、公立高校で4万~6万円、中学校で4万円台。私立では8万~10万円前後にもなり、保護者の経済的負担は大きいという。

 同社は自社で営業所を持たず、教材販売会社と代理店契約を結ぶことでコストを抑える考え。学校指定制服の市場規模は約2千億円とみて、今後は5%のシェア獲得を目指す。

 また、このみはフリー制服が人気を集めている中国での販売を本格的に展開する。昨年末に上海に現地法人を設立。今秋には浙江省寧波市に出店予定の阪急百貨店内に、海外での2店舗目をオープンする。現地法人の立ち上げで、フランチャイズ方式の店舗網構築も模索している。

 このみの18年8月期の売上高は約5億2千万円。5年後に12億円を目指しており、相浦孝行社長は「フリー制服に学校指定制服と海外事業を加え、収益の3本柱としていきたい」と話している。


【経済】 2019/02/26 11:52 新潟日報モア