魚沼コシヒカリ「特A」復帰 18年産米食味ランキング 栽培管理立て直し奏功

2019年2月28日ニュース
日本穀物検定協会(東京)は27日、2018年産米の食味ランキングを発表した。昨年、最高ランクの「特A」から2番目の「A」に初めて陥落した新潟県の魚沼コシヒカリは特Aに評価され、1年で復帰した。協会は魚沼コシの復帰の要因について「産地の栽培管理や指導を立て直した成果が表れたのではないか」と指摘した。

 食味ランキングは48回目で、公的機関では唯一の格付け。協会の専門評価員100人が試食し、外観や香り、味、粘りなど6項目を、複数産地のコシヒカリをブレンドした基準米と比較。基準米より特に良好なものを特A、良好なものをAとするなど5段階で評価する。

 県産米はコシヒカリ6銘柄とこしいぶきが評価された。コシは魚沼のほか、上越、中越、佐渡の計4銘柄が特Aとされた。上越は6年連続、佐渡は14年連続。中越は2年ぶりに特Aに復帰した。昨年特Aだった下越はAとランクを下げ、岩船は昨年と同じAだった。こしいぶきは3番目のAダッシュだった。

 27日の会見でランキングを発表した協会の伊藤健一理事長は「昨年の魚沼コシの特A陥落後、県庁の人たちが初めて協会を訪ねて来て、『他県の熱心さと比べてもっと努力しないといけない』と話していた。もう一度引き締めようという気概を感じた」と述べた。項目ごとの具体的な評価などは明らかにしなかった。

 18年産のランキングでは全国154銘柄を評価。過去最多の55銘柄が特Aとされた。協会の井出道雄会長は「各産地が努力した結果。全体的に品質の底上げが図られている」と述べた。

 一方、本県の新ブランド米「新之助」は、昨年に続いて食味ランキングに参加しなかった。県は「ブランド化に向けた戦略が他産地と違う」と説明している。

【経済】 2019/02/27 20:10 新潟日報モア