ピーチ、搭乗率80%と好調維持 「新潟-関空線」就航1年、利用者は10万人超

2019年3月4日ニュース
格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーション(大阪府)の新潟-大阪(関西空港)線が1日、就航から1年を迎えた。同社によると、この1年間で10万人超が利用。搭乗率は約80%と好調を維持している。

 ピーチは新潟県初のLCCとして就航。定員は180人で、1日1往復している。開設当初は搭乗率の目標を75~80%としていた。最安で片道4190円の運賃を武器に、20代から30代の女性を中心に利用客が伸びた。

 県は個人旅行客が多いとされるピーチ就航を契機に、空港と県内観光地を結ぶ「2次交通」の整備に力を入れた。運行経費を助成する制度を新設し、これまでに月岡温泉、瀬波温泉、岩室・弥彦温泉、佐渡汽船新潟港ターミナルの4路線が開設された。

 県空港課によると、この観光4路線の利用客は1月末までで約5300人に上った。同課の金井健一課長は「ピーチの就航は新たな航空需要を創出し、観光振興につながった。利用実績を伸ばし、一日も早く増便を実現したい」と期待を込めた。

 就航1年を迎えた1日、新潟空港では大阪行きの便に搭乗する客がカウンター前に列をつくった。卒業旅行でハワイに行くという富山高専5年の男性(20)は「乗り換えで関空を利用する。値段が安く、富山から関空へ電車で行くより便利だ」と笑顔を見せた。

 ピーチ社広報グループは就航からの1年を「好調だった」と評価。将来的な増便については「インバウンド(訪日観光客)が増加する中、地方路線の強化は重要なテーマ。今後の推移を見ながら検討していきたい」とした。

【社会】 2019/03/01 20:35 新潟日報モア