シェールガス受け入れへ 聖籠 日本海エル・エヌ・ジーが設備改造

2018年7月23日ニュース
液化天然ガス(LNG)を貯蔵し、気化して供給する日本海エル・エヌ・ジー(聖籠町)は、シェールガス由来のLNGの受け入れや供給を始める。主要顧客で、燃料の安定調達を目的にシェールガスの輸入を計画する東北電力(仙台市)の需要に対応するためで、現在設備の改造工事中。25億~30億円を投じ、2020年3月までにシェールガスなど従来よりもエネルギー量の低いLNGを取り扱えるようにする。

 日本海エル・エヌ・ジーは、隣接する東北電の東新潟火力発電所に燃料ガスの9割を供給している。東北電は米国産シェールガス由来のLNG輸入を計画。早ければ18年度中に、日本海エル・エヌ・ジー新潟基地に運び込まれる。

 シェールガスは、現在主に使われているオーストラリアやマレーシア産のLNGに比べ、軽量でエネルギー量が小さい。東新潟火力でシェールガスを使ってこれまでと同水準の発電量を保つには、より多くのガスを送り出す必要があるという。

 同社は東北電の要請を受けて4月、設備の改造に着手した。液体のガスを気化装置に送り込む量を増やすため、ポンプを高圧仕様に交換するほか、ガス圧縮機の改良などの作業を進めている。20年3月までに基地内の工事を終え、本格稼働に備える。投資費用は主に東北電から回収する予定。

 今回の改造により、シェールガス由来の他にもエネルギー量が低いLNGに対応できるようになる。同社は「燃料を多様化することで、より安定的な供給につなげる。顧客の要望に幅広く応えていきたい」としている。

 同社の18年3月期の売上高は135億2500万円。


【経済】 2018/07/18 16:55 新潟日報モア