連日の猛暑 特需と値上げ呼ぶ  新潟県内小売り商戦

2018年7月27日ニュース
連日の猛暑で、県内の食品スーパーや百貨店などで夏商戦が盛り上がりをみせている。アイスや飲料の消費が急増し、メーカーはフル稼働で対応。熱中症対策のグッズも軒並み売り上げを伸ばす。一方、厳しい暑さによる生育不良で一部の野菜は市場価格が上がっており、台所への影響も出てきそうだ。

 塩あめや凍らせた飲料が売り場に並ぶ。スーパーのウオロク新津店(新潟市秋葉区)は最近、入り口近くに熱中症対策コーナーを設置した。関連商品の売り上げは前年同期比2割増で推移。梅干しや漬物なども人気で、塩あめは一部が品薄だ。

 25日に訪れた同区の竹内三郎さん(74)は「朝でもすごく暑い。畑仕事で倒れないように」と飲料を手に取った。石川一貴店長(45)は「去年よりも暑い分、関連商品の売れ行きが良く、特に塩分の入った商品が好まれている」と説明する。

 スーパー原信などを運営するアクシアルリテイリング(長岡市)によると、飲料、アイスクリームのほか、自宅で火を使った調理を避けたいためか、天ぷらなどの総菜も好調という。

 メーカー側は対応に大忙しだ。氷菓「もも太郎」で知られるセイヒョー(新潟市北区)では、アイスの出荷量が前年同期比で3割増。中でも氷菓は暑いと売れ行きが伸びるといい、特にカップかき氷製品は8割増となっている。担当者は「工場はフル稼働状態だ」と話す。

 熱中症や紫外線の対策グッズにも注目が集まる。ホームセンターのコメリ(新潟市南区)では、日よけ用のよしずや冷却シート類、ホースなど散水用品が1・5~2倍の売れ行き。新潟伊勢丹(新潟市中央区)では日傘やサングラスが大幅に伸びている。タオルケットやシーツといった夏用の寝具類も売れている。同店は「熱帯夜が続き、寝心地の良さが求められている」とみる。

 一方、関東地方のレタスやキュウリなど一部の野菜が生育不良となり、市場では既に値上がりしている。今後、店頭価格に反映される可能性がある。小売店関係者は「暑すぎると客足も鈍る」と声をそろえ、懸念している。


【社会】 2018/07/26 11:40 新潟日報モア