新潟県産コシ1等米 80・5% 前年比5ポイント低下 猛暑影響か

2018年10月19日ニュース
新潟県農産物検査協会(新潟市西区)は、2018年新潟県産コシヒカリの1等米比率(9月30日現在)が、平年並みの80・5%だったと発表した。同時期としては5年連続で80%を超えたが、前年同期の86・2%より5・7ポイント低下した。記録的猛暑や渇水、台風といった気象状況が影響したとみられる。

 同協会は前年産米の総検査数量の57%に当たる約23万3千トン(うちコシ約11万8千トン)を検査した。

 コシの地域別1等米比率は、新潟一般81・2%、佐渡80・7%、魚沼78・9%、岩船65・3%だった。岩船は米粒が白く濁る高温障害などの影響で、前年同期より約20ポイント低下。他の3地域も5~6ポイント程度下がった。同協会は「同じ市町村内でも地区、ほ場ごとに等級に差があり、まだら模様になっている」としている。

 コシの評価については「充実度は前年よりやや劣るが、品質は平年並み」と説明。等級の格下げ要因は、粒の厚みが足りないことなどを表わす「除く青未熟」が47・5%で最も多かった。白く濁る「白未熟粒」、登熟(もみの充実ぶり)が不足している「青未熟粒」も平年より多かった。

 一般販売2年目の新之助は、約1万1千トンの収穫が見込まれており、約400トンを検査して96・7%だった。

 ほかに、こしいぶきは77・0%、ゆきん子舞が86・9%。業務用などで作付けが拡大したつきあかりは31・7%と低く、同協会は「(未熟粒の)腹白、背白が出やすい品種的特性がある」としている。うるち米全体では78・3%だった。

 酒米(特等含む)は78・6%、もち米は53・0%だった。飼料用米は合格、規格外の2分類で、100%が合格だった。

 県農産物検査協会は例年、県産米の9割弱を検査。色や形に基づき、1~3等と規格外に分類する。
【経済】 2018/10/18 09:56 新潟日報モア