寺泊-赤泊航路、定期便廃止へ 佐渡汽船

2018年10月24日ニュース
新潟県と地元市、佐渡汽船(佐渡市)などでつくる「佐渡航路確保維持改善協議会」は23日、寺泊(長岡市)-赤泊(佐渡市)航路の定期航路を2019年度以降は運航せず、廃止する方針を決めた。利用者数が低迷する中、航路の維持が難しいことが理由。佐渡汽船は、今月末までに廃止を国に届け出る予定で、45年続いた寺泊赤泊航路は歴史に幕を閉じる。

 新潟市中央区で同日開かれた協議会では同時に、寺泊-小木(佐渡市)間で19年度、ジェットフォイルを運航し、観光振興を図る方針を決めた。年間で約20日間運航する見通し。

 協議会には新潟県や佐渡、長岡などの地元市や観光関係団体などが出席した。会合は冒頭を除き非公開。

 新潟県によると、18年度の寺泊赤泊航路の利用実績が4~10月の運航期間に1万794人と、収支が均衡する約6万7千人を大幅に下回ったことが報告された。また、佐渡汽船が船員不足を理由に19年度は最大20日間ほどしか運航できないとしていることから、協議会として航路存続は難しいとの結論に至った。

 一方、協議会は観光振興を目的として19年度、集客が見込める小木-寺泊間にジェットフォイルを20日間ほど運航させることを提案。今後、新潟県、佐渡市、長岡市などで会合を開き、就航に必要な行政支援の内容を協議するとした。20年度以降の運航体制については、19年度の結果を踏まえて検討する。

 会議終了後、水口幸司・新潟県交通政策局長は「協議会の方針を踏まえ、今後の地域の利便性確保や地域振興に取り組む」と述べた。

【社会】 2018/10/23 20:10 新潟日報モア