新潟県内3地銀、最終減益 9月中間決算、低金利環境長引く

2018年11月12日ニュース
10月に発足した第四北越フィナンシャルグループ(FG)傘下の第四銀行(新潟市中央区)、北越銀行(長岡市)と、第二地銀の大光銀行(同)は9日、2018年9月中間決算を発表した。長引く低金利環境を反映し、3行ともに最終減益となった。第四銀は貸出金利息が10年ぶりに前年実績を上回り、北越銀も前年並みの本業利益を確保。21年1月の銀行合併に向け、両行は収益構造の転換と自治体、企業と連携して地域貢献を進める考えを強調した。

 中間決算はFG発足以前(4~9月)の実績のため、両行は同日、別々に会見を開いた。単独での決算発表は、FG発足により今回が最後となった。

 第四銀は中小企業や個人向けの融資に力を入れ、ポートフォリオ(構成比)見直しに注力、貸し出しを伸ばした。本業のもうけを示すコア業務純益を前年同期比19億円増の92億円とした。北越銀も中小企業や地方公共団体向けの取引を拡大し、コア業務純益は前年並みの30億円を確保。しかし純利益は、第四銀が7億円減の67億円、北越銀が3億円減の27億円となった。

 一方、19年4月に設立予定の地域商社について、第四銀・並木富士雄頭取は、社長に外部人材を招く方向で検討していると説明。「県など自治体の関心も強く、連携しながら形にしていきたい」と述べた。店舗網の統廃合について北越銀・佐藤勝弥頭取は「統合時に公表した通り50店舗程度で考えている」とした。

 19年3月期の業績予想について両行は、統合関連費用などを見込んだ上で今年5月公表の純利益を下方修正した。19年6月に予定するFGの株主総会は第四銀本店で開き、北越銀本店に中継会場を設けることを検討中だとした。

 大光銀はコア業務純益が2億9千万円増の19億900万円としたが、純利益は8億1100万円減の12億3800万円となった。

【経済】 2018/11/10 08:20 新潟日報モア