アパ、万代に1000室ホテル マンションと複合 19年度着工へ

2018年12月12日ニュース
総合都市開発のアパグループ(東京)がJR新潟駅に近い新潟市中央区万代5に、2019年度の着工を目指してホテルとマンションの複合施設の建設計画を進めていることが11日、分かった。同社は建物の階数など詳細は「計画中」としているが、ホテルは客室1千室程度の規模を検討し「日本海側最大のメガホテルとなる」と説明。同所の開発計画はリーマン・ショックなどにより延期していたが、拡大するインバウンド(訪日観光客)需要と好調なマンション販売などが再開を後押しした。

 事業用地は、新潟駅から萬代橋方面に向かう国道7号沿いの流作場五差路脇で、現在は駐車場となっている。

 アパグループは06年、万代5に約5381平方メートルの用地を取得し、シティーホテルや住居、商業施設、オフィスを集積した複合ビルを建設する計画を発表。地上20階建て以上、延べ床面積5万平方メートル規模の高層ビルを建設する意向だった。当時新潟市は政令指定都市への移行を控えており、同社はビジネス、観光の両面での需要に期待。07年にも着工し、3年以内の完成を目指していた。

 しかし、米国のサブプライム住宅ローン問題をきっかけに不動産市況が低迷し、その後のリーマン・ショックによる世界的な不況もあって計画を延期。「首都圏を中心にホテル建設に注力した」とする。

 万代5と同じ時期に取得した萬代橋脇の事業用地(万代2)では昨年、14階建ての分譲マンション「ザ・プレミア新潟萬代橋」を完成させた。この販売が好調だったことから、万代5でもマンション建設を進める考えだ。

 同社は「新潟市の一等地での大型複合開発事業となる」と位置付ける。20年東京五輪・パラリンピックや、大阪開催が決まった25年の国際博覧会(万博)を控える時期でもあり、「日本に対する世界の関心が高まる中、中長期的にはアジア諸国の所得水準が上がり、ホテルについてはさらなるインバウンド需要の拡大が期待できる」としている。

 同社は現在、県内に5ホテル、分譲マンション26棟を展開している。

【社会】 2018/12/12 新潟日報モア