新潟空港 11年ぶり110万人超へ                18年度利用客 関空線など好調

2019年1月10日ニュース
新潟空港の2018年度の利用客が17年度より約8万人増え、11年ぶりに110万人を超える見通しであることが9日、新潟県のまとめで分かった。18年3月に本県初の格安航空会社(LCC)としてピーチ・アビエーションの新潟-大阪(関西空港)線が就航したことに加え、全国的な訪日観光(インバウンド)需要の増加により国際線が軒並み好調に推移している。

 県空港課によると、昨年4~11月の新潟空港全体の利用客は前年同期比8万9126人(12・3%)増の81万2567人だった。今後もスキー需要によるソウル線の増便や台北への臨時便の運航があり、110万人を上回る見込みだ=グラフ参照=。

 国内線では、伊丹空港と関西空港を合わせた大阪線が前年同期比7万5802人(23・4%)増の39万9078人で、全路線の中で最も伸びた。ピーチは関西空港線だけの利用客数を非公表としているが、就航から10カ月が過ぎた現在も搭乗率は80%程度と好調を維持しているという。

 国際線では、18年3月末に週2往復から3往復に増便されたハルビン線が前年同期比1万761人(63・0%)増の2万7849人と大幅に増えたのを筆頭に、定期便の全路線が前年度を上回っている。インバウンドの増加で、首都圏や関西圏だけでなく本県などを選ぶ訪日客の地方志向が強まったことが影響したとみられる。

 新潟空港の利用客は中越地震で上越新幹線が不通になって臨時に羽田線ができた04年度の約145万人をピークに減少傾向が続き、近年は100万人前後で推移している。県は17年に「路線ネットワーク戦略」をまとめ、利用客を20年度までに135万人に引き上げる目標を掲げた。

 目標実現に向けて県は、ピーチ便の1日2往復への増便の働き掛けや、香港など国際線の新規路線開設に取り組む方針だ。県空港課の金井健一課長は「今後も新潟市とともにセールスし、135万人を達成したい」と述べた。


【社会】 2019/01/10 10:12 新潟日報モア