既存施設一新 妙高に2ホテル開業               外国人客呼び込みに注力

2019年1月18日ニュース
新潟県妙高市内に今冬、既存施設を一新したホテル「ライムリゾート妙高」と「パストラーレ妙高」が相次いで開業した。冬季を中心にリゾート地として海外でも人気が高まっている同市はインバウンド(訪日外国人客)が年々増加している。両ホテルは国内客にとどまらず、インバウンド需要の取り込みに注力するほか、癒やしや各種アクティビティー(遊び、体験)などを充実させ、多様化する顧客ニーズに応える。

 「ライムリゾート妙高」(全34室)は2018年12月、池の平温泉で開業した。池の平温泉スキー場などを経営する荒井アンドアソシエイツ(東京)の関連会社が旧かんぽの宿を取得し、改装した。キッズルームやフィットネスルームを備え、長期滞在や大自然の中で各種アクティビティーを楽しむ家族、グループ層に対応する。

 和風モダンのツインベッドルームが中心だが、エキストラベッドで5~7人で宿泊できる客室をそろえた。1泊2食で平日は1万5千円前後、休前日は2万円前後(いずれも税抜き)。

 荒井三ノ進社長は「妙高は観光資源が豊富な世界に冠たるリゾート地。外国人観光客を呼び込み、地元と協力して地域を盛り上げたい」と話した。

 一方、「パストラーレ妙高」(全77室)は18年12月、同市新井でプレオープンした。現在レストランの整備を進めており、3月のグランドオープンを目指す。

 旧新井リゾートの社員寮を不動産・建築業のユニホー(名古屋市)が購入し、全室ツインルームに改装した。新井総合運動公園に隣接し、合宿などでの利用も見込む。ペット同伴可の部屋も設ける予定だ。国道18号に近く、会議などに使える多目的スペースもあり、ビジネス客の利用も想定している。

 中村守総支配人は「上越の海にも近く、外国人にPRできる観光資源がたくさんある。非日常の空間と時間を提供していきたい」と話している。プレオープン期間は素泊まり1泊5750円(税抜き)から。

 妙高市内では冬季を中心に外国人旅行客が増えている。市のまとめでは、2018年は約5万5600人と過去最高を更新。17年は約4万5900人、16年は約3万7200人と年々伸びている。約9割がオーストラリア人で、ほとんどが1~2週間の長期滞在をするため、同市の宿泊業にとってインバウンド需要の取り込みは経営戦略の上で不可欠となっている。


【経済】 2019/01/17 新潟日報モア