朝日酒造元専務 嶋悌司さん死去 「久保田」開発、淡麗辛口普及に力

2020年5月21日ニュース
朝日酒造(新潟県長岡市)の元専務で県醸造試験場(新潟市中央区)の場長を務めた嶋悌司(しま・ていじ)氏が18日、死去した。90歳。新発田市出身。同社によると、病気療養中だった。葬儀は近親者のみで行った。後日、お別れの会を開く予定。

 1950年、県醸造試験場に入庁。77年に場長になり、本県地酒の代名詞である「淡麗辛口」の酒造りの指導、普及に尽力した。84年、朝日酒造第4代社長の平沢亨氏に招かれ、工場長として入社。後に看板商品となる高品質の新ブランド「久保田」の開発を主導した。91年に専務就任。2003年に退職した。

 1984年に県酒造組合が設立した新潟清酒学校にも構想段階から携わり、初代校長として酒蔵の枠を超えた後進の育成に力を注いだ。朝日酒造が設立した財団法人「こしじ水と緑の会」専務理事も務め、同社の地元である越路地域でホタルの保護活動にも取り組んだ。

2020/05/21 11:00 新潟日報モア